・『水斗としゅーねーちゃんワールド』(みずしゅわ001話) 秋原高等学校。 高校1年生の水斗は入学式を終えて、教室に入った。 教室の中を見渡すと、一人の可憐な美少女が僕の目に止まった。 「……」 肌が色白で髪型はツインテール。スレンダーな体型に清楚な佇まいから、精巧なお人形さんのように見えた。 (うわぁ、かわ……) 思わずそんな言葉を心の中で呟いてしまった。 なんていう名前だろう、どんな子なんだろう。 僕の中で次々とその少女への興味が湧き上がってきて止まらなかった。 机の前で一人座っているその少女は今、何を思っているのだろう…。 椅子に座っているスカートがおしりにぴったりと張り付いて、その少女のヒップラインが強調されていた。 (すごい丸み……) その豊満で可愛らしいおしりの輪郭を目の当たりにして、触ってみたいなぁなどと思ってしまったりした。 朝礼後、席替えが行われた。 僕の席は窓側の一番後ろだった。 まあ、ここなら目立たないし、落ち着けるからいいや。 そしてその右隣には……。 あの美少女が来た! 「……よろしくね」 「あ、どうも」 わー、初めて会話を交わしてしまったー! 一気に二人の関係が進展した気がした。 このまま上手くいくといいなあ。 その少女の名前は城戸舟子。 それから数ヶ月が経ち、水斗は思いっ切って舟子に告白した。 「一目見た時から城戸さんのことが好きでした。僕と付き合ってください!」 「ふふふっ、いいよ」 即OKが出た。 どうやら前から僕の気持ちに気づいていたような感じがした。 それから名前で呼び合うことになった。 放課後。教室内で水斗と舟子二人だけの状態になり、 「水斗くんってこういうの好き?」 なんと、突然舟子が水斗の方を向いてスカートをたくし上げたのだった。 健康的な太ももの上に股にピッタリと張り付いている白いパンティが目に入った。 「しゅ、舟子さん…!」 あまりの出来事に水斗は顔が真っ赤になった。 舟子さんってこんな大胆な人だったんだ。 「ふふっ、ドキドキした?」 「した……」 そして、 ちぅうううう〜。 舟子に熱い口づけをされるままの状態になった。 付き合ってからというもの、舟子が水斗にやたら積極的にえっちなイジワルをしてくるようになって、水斗は毎日ドキドキが止まらなかった。 ある夏の夜。 夏祭りデートを楽しんだ後で、舟子と水斗が二人きりで、森の奥へ探検することになった。 「静かで広い夜の場所で二人きり……。ゾクゾクするね」 「う、うん」 されるがまま、水斗の手に舟子の手が握られる。 ぎゅっ。 しっとりしててやわらかい、華奢な手。気持ちいい感触。 誰もいない夜道で、舟子が水斗のアソコをまさぐってきた。 「ちょ……」 優しい手使い。 やばい、くすぐったい。えっちな気分で癒される、気持ちいい。 「気持ちいい?」 「う、うん……」 夜のムードが場を盛り上げる。 20分後。 「森のもっと奥の方に行ってみない?」 舟子の誘いで森のさらに奥へ進むことになった。 暗い夜道が続く。 何か、得体の知れないものが出てきそうな雰囲気。 水斗は舟子と付き合い始めた頃のドキドキ感を思い出していた。 数ヶ月前。 帰宅後、水斗がスマホを開くと一通のメールが届いていた。 舟子からのメールだ。 『水斗くんへ 今度の日曜日私とデートに行きませんか? 場所は……どうしよう?返信待ってますv 舟子』 キター。 舟子さんからのデートのお誘いのメールだ。 さっそく返信して午前10時に近くのコンビニで待ち合わせすることにした。 日曜午前10時。 「お待たせ〜」 少し早めに着いて待っていたら、時間通りに舟子さんが来た。 「舟子さん!」 「ごめん、待たせちゃった?」 「ううん、僕も今来たところ」 「そうなんだ、よかった……」 「じゃ、いこっか」 「うん」 とりあえず、公園の道を並んで歩いていった。 「手、つなご?」 「う、うん」 照れながら舟子が僕の手を繋いできた。 しっとりしててやわらかい。