『バスターチェンジ!』(ロックマンVS.チャンキードラゴン&ワイリーマン)  年が明けてから数日後。  夜中に突如、街で謎のロボットに襲撃を受けているとの緊急連絡が入ってきた。  ボクはラッシュとライト博士の通信を頼りに現場へと緊急出動した。 −−−戦闘用ロボット、『ロックマン』となって。 「グギャァァアーーーー!!!」  はるか上空を龍型ロボットが飛び回っている。 今にも街を攻撃しかねない勢いだ。 「くっ、またしてもワイリーのロボットか」  ターゲットの位置へと視線を向け、攻撃態勢に入る。 「ひっひっひ、予告どおり年始めはワイリーマンとなって登場してやったぞ。 辰年にちなんでチャンキードラゴンの登場ぢゃ!」  上空からお馴染みの高笑いが罵声のごとく響いてくる。 ワイリーも一緒にいるのか。ボクのマネなのか武装して自ら”ワイリーマン”と 名乗っている。相手は人間だけどワイリーマンなら。。 でも念のためヤツは狙わずにドラゴンだけを鎮まらせたい。 「ラッシュコイルッ!!」  あのドラゴンを一撃で粉砕させるためにはより強力な攻撃を頭部へと ぶち込まねばならない。地上からでは狙い定めづらい。 ならば自らも上空へと舞い上がり、攻撃するしかない!  ラッシュの背中に準備された巨大なコイルに飛び乗り、 上空にいるチャンキードラゴンを目指して飛び上がった。 「ワンッ!」 「やあああああ!!」  高速にやってくる風圧に耐えながらはるか上空へ。下にある街々がみるみる 小さくなっていく。そして目の前にあるのは・・・ ワイリーロボ『チャンキードラゴン』とその頭上に乗っているワイリーマン。  −−−バスターチェンジ!  頂点へ達すると同時に右腕をロックバスターへと変形させる。 狙いが外れたら街を攻撃してしまう。ドラゴンの頭だけを狙うんだ! 「グギャァァアアアーーー!!」 「来たな、ロックマン!」 「・・・!!」  戦闘の度に長年使われてきたロックバスターの攻撃が今、放たれる! --- 今回は辰年にちなんでロックマンとロックマン9の中ボス、チャンキードラゴンとの対決絵を描きました。夜の街をバックにラッシュコイルで上空へと飛び上がり、ドラゴンの頭上を狙うべくバスターチェンジしているところです。何気にドラゴンの頭上にワイリーマンが乗っています(笑)